日常の非日常 ge-cの頭ん中

9年前に開業して200万売れた。TVで1位になり300万売れた。余りの忙しさに対応できず、1日17時間労働してる時もあった。少しずつ仕込みのやり方を改善して仕組みを作り今に至る。今では400万売れても、昔みたいに無理しなくてもいいようになった。何度かしんどい時期はあったけど続けてこれてよかった。

日本の47都道府県の方に「ろたすのラーメンを食べてもらう」事になった。まさかここまでこれるなんて想像しなかった。生きてる間にできるのか?ぐらいの感じだったので。

コトの終わりに、何かはじまる、素晴らしき世界だね。

先日、賞与の明細書を渡した。自分的には少ないと思ってたけど、リョータが「社会人になってこんなにボーナスがもらえていいのかとビビってます」と言ってきた。「あ?
そうなの?冬はもっと出るようにしよう」と言った。

これ割と経営者あるあるなのかもしれませんが、現場を社員に任せるタイミングで自分が楽してるんじゃないかという罪悪感みたいなものを感じます。感じないために色々頭で考えますが心が完全に感じないというのはまだ自分にはできないです。最近は、雇用の創出、雇用を守るという視点で考え始めてます。

例えば、「社員を雇わずに、自分が常に現場に立ち、ろたすを営業する」という選択もしようと思えばできる。でも、それを選択したら、今のようにYouTubeもできないし、ECで日本全国の方にラーメンを食べてもらうことは実現しなかった。そこに答えがあると思って自分自身と問答してる。

ge-cは天然だ。と、割と言われるけど、自分の中では戦略を考えて行動してるつもりです。SNSの発信なんかもそうです。光(喜び)があったらなるべく闇の部分も伝えるようにしてます。って言っちゃうのがバカなのかもしれませんが、なんでもありが自分のスタイルです。やっぱり峯田和伸が好きです。

今年1番印象的な言葉は、妻に「ge-cのこと尊敬してるから」と言われたこと。基本、妻にはダメな父親として扱われてるし、ゲスられるし、僕を落としめるのが好きなので(笑)、少しはよくなったんだと思う。「結婚してよかったと初めて思った。そう思えないで死ぬと思ってたから」とも言われた(汗)

YouTubeの大手事務所からスカウトのメールをいただいた。所属してる方を調べたら、登録者が1番多い方で171万人いた。今は入る気はないけど、必ず低迷期や壁にぶつかる事があるので、未来はわからない。「ポテンシャルを持つチャンネルにお声掛けしてます」という言葉に自分を信じるキモチをもらった。

基本、自分は「たいしたものではない」というキモチと「ここまでこれた自分は凄い」と慢心ではなく認めてやる感覚と「今の自分を自己否定してやめる」感覚を交互にうまくバランスをとりながら、自分は「クソだ!」と「凄い!」を両方感じながら進むのがより早く先に進めるような気がしてる。

トモが正直、忙しいと言っていた。単純に今までで1番売れたから。思ってたよりEC業務の仕事量は多い。対応できる仕組みを作るのが僕の役目。昔200万から300万売るお店になり対応できずしんどかったけど、今300万だと暇と感じるように、改善すれば大丈夫。そうやってろたすは少しずつ良くなってきた。

僕の休みは月4~5日で週1。社員は月8日で基本週2でたまに週1。修行時代は週1休みで年に2回、2連休があった。僕は「過酷や労働者をつくりたくない」というのが根本にある。たまに自分も連休がほしいなと思うこともあるけど、現状の仕組みだと社員に長時間労働をしてもらう事になる。だからやらない。

僕は週1休みだけど、1日の現場の労働時間は平均5時間で少ないので、月の労働時間で考えると社員の半分ぐらいしか労働していない。その分、YouTube活動など他の新しい価値を生み出す仕事をさせてもらってる。僕がもし連休を取るなら、アルバイトスタッフさんが朝の準備と麺を作る仕組みを作ればいい。

YouTubeの登録者が8万人を超えた。銀の盾が見えてきた。でも僕は本気で金の盾(100万人)を目指してみようと思っている。どのカメラを買うかたくさん調べた。もっと映像は綺麗に良くなる。編集で音も良くなる。100万人以上、登録者がいる料理系の動画もたくさん観た。改善できるところはたくさんある事を知った。

「みんながいて自分がある」というのを強く自分に言いきかせるようにしてる。これをチームのみんなが思ってたら凄いチームになると思う。賞与が払えるのも、もらえるのも「当たり前」ではないという感謝。そのキモチが相乗効果でもっと還元しあえる関係になると思う。まずは自分が1番感謝する。

SNSでエゴサすると、ちょいちょい「静岡に行って、さわやかとラーメンろたすに行きたい」とか「行ってきた」という投稿を見るようになった。さわやかと一緒に並べてもらえるのはうれしい。うちの家族が1番よく行く外食がさわやかなので。

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