あの子もみるって~店長たべのエッセイ~

(妄想中)

 

パーティーを始めよう。

 

洋画でよくあるような卒業ダンスパーティーみたいな感じのパーティー。バック・トゥ・ザ・フューチャーのPART1の魅惑の深海パーティーやキャリーのプロムみたいなイメージ。

この日だけはみんなきっちり格好もきめちゃってダンス相手を待ったり探したりする、普段は地味な女の子もその日だけは別人のようにきれいになって現れる。そこで男の子の胸が高鳴る、、、。

ステージではバンド演奏で抜群の雰囲気を作り出す、エルヴィン・ビショップのFooled Around and Fell in LoveとかテンプテーションズのMyGirlとか流れたりしたら最高。踊る二人は最初は恥ずかしく踊るけどだんだんと気持ちが通じ合い楽しく手を取り合って踊る。世界が二人だけのようにお互い見つめ合う。優しい明かりと音楽と人の愛がその場所を包むのです。

 

パーティーを始めよう。

 

少し暗い空間にたくさんの人、ダンスフロアでは男女関係なくみんなそれぞれのダンスをDJの音楽に合わせて踊っている。普段は仕事で忙しく働くサラリーマンやOLの人たちも、今日嫌なことがあったあの人も、良いことがあったあの人もみな踊る。お酒の力も少し借りてみな踊る。隅ではその様子を見ながら楽しむ人もいたりして、知っている好きな曲がかかると嬉しくなったりしている。みんなの日々たまったものがそこでエネルギーとなってフロアを盛り上げている、きらびやかな明かりと音楽と人の熱いエネルギーがその場所を包むのです。

 

パーティーを始めよう。

 

家でみんなで鍋パーティーやたこやきパーティー。みんなで一緒に買い物をしたり、調理をする。料理が得意な人がここぞとばかりに腕を披露する。苦手な人はテーブル準備をしたりする。

みんなでテーブルを囲み食べながらテレビの話題や恋愛の話、最近あったことなど他愛もない話を笑いながら話す。食べた後はゲームをしたりトランプをして楽しく過ごす。部屋の明かりとおいしい食べ物と人の笑顔がその場所を包むのです。

 

パーティーを始めよう。

 

その日はいつもと違うお店の雰囲気。明かりも少し暗い、ミラーボールも回り始める。その中でおいしい食べ物やお酒を堪能しながら陽気な気分の人、DJがかける音楽に合わせ踊ったり体を揺らす人、店の外では初めましての人同士が話をしたり、奥の部屋では家族でテーブルを囲んで楽しく食事。子供たちも遊んだりしている。一人で座りながら目をつぶり音楽を楽しむ人もいる。友達同士で初めて来た二人組、初めての雰囲気に少し戸惑いながらも徐々に楽しみ始めている。スタッフの人も少し忙しくしながらも楽しく料理をしたりお酒を作ったりしている。好きな音楽がかかると小声で歌い始める人もいる。お店の明かりと音楽とおいしい食べ物と人がその場所を包むのです。

 

(妄想終わり)

 

 

自分の好きなパーティーソングはSeptember、、、みんな聞いたことのある説明いらずの超名曲!最高・・。

この曲の歌詞ですが「あの日共有した真実の愛を覚えていてくれ」っていうことを言っていて、それが世界中のいろんなパーティーで今もアンセムでかかってる、、素敵すぎるじゃないか、、、!それを知ってからというものこの曲がかかると少しうるっとしたりもする。

 

パーティーって不思議な響きで、聞いただけでうきうきしてしまう。パーティーって本当に自由だ。パーティーに形はない。とにかく楽しい事をすればいいじゃんという単純な感じで自分は好きだ。自分はバカになりたい時がたまにある。人に迷惑をかけるバカは嫌いだけど自分自身がバカになるのは良いと思う。そんな時間がたまにあるだけで人生が幸せになると思っているし、その日その場その時だけは何も考えずただ夢中になりたい。パーティーはそれをどこでも作り出せる魔法の言葉だ。

 

3月21日(水・祝)17:30~ROTAS PARTY開催。

 

 

 

今回の作品

September/EARTH,WIND&FIRE

 

 

 

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