古本屋まるちゃんの人生卑猥っす!

新型コロナウイルスが全世界で猛威を振るっている。毎日増大する感染者数と、コロナウイルス関連のニュース。1ヶ月前の今日と比べて、ずいぶん世情が変わった。色々あった1ヶ月だったと思う。

スーパーからマスクや紙製品が消え失せ、学校が休みになり、自粛ムード一色で様々なイベントやコンサートが中止・中止になり、その結果経済が悪化した。

何年か前に流行したSARSウイルスは、今回のコロナウイルスほどひどく騒がれなかったように記憶している。
インターネットとSNSの流行が、今回のウイルス騒動の流れを加速させているのだろう。
さらに1ヶ月先は一体どうなっていることやら。神さま以外、誰にもわからない未来が遠いところで渦を巻いている感じがする。

不謹慎な発言になってしまうが、ウイルスによって毎日変わる今のこの世の中を、僕は少し面白いなと思っている。

日々目まぐるしく更新される社会情勢。明日は一体どんなニュースが報道されるのだろう。先の読めない不確実な現実を突きつけられ、その対策に追われる人々。これほど短期間で、世の中が激動する瞬間も最近は無かった。

今回のように新種のウイルスが流行した時に、人が、世界が、日本がこれからどのような行動を取っていくのか。それを思わず客観的に観察してしまう。

それにしても、ほんの少しの自然の変化で、政治や経済が翻弄されていく姿は昔から全く変わっていないと思う。

これだけ便利な世の中になったのに、相変わらず人間の社会はなんて脆弱なんだろう。何かしらの危機に直面するたびに、僕たちが恩恵を受けているこの便利さの基盤は、実はとんでもなく不安定で崩れやすいものなのだと実感してしまう。

特に今回のコロナ騒動では、経済や技術の革新で世界の繋がりが広く、簡単になればなるほど、小さなほころびが大惨事へと瞬間的に拡大していってしまうのだなと感じた。

しかし、リーマンショックの時も今回のコロナウイルスの件も同じように感じるのは、経済状況の悪化に伴い、なぜ人々の気持ちまで暗く落ち込んでしまうのだろう、ということだ。

僕は、景気が悪くなったとしても、自分の感情や心の動きはその人自身のものだと思うので、景気の良し悪しに振り回されて自分の気持ちまで同じように暗くなる必要はないと思う。
経済の動きと人間の心は全く別のものだし、そこは切り離して考えても良いんじゃないだろうか。

つまり、コロナウイルスに限らず、世の中を脅かすものがやってきても、趣味や心から楽しめるものをしっかり持って生活を続けられれば、何も大して恐れることはない気がする。

逆に、コロナウイルスの影響で時間ができた人は、せっかくだしその自由な時間を大いに楽しめば良いと思う。日々の授業や仕事で忙しくてできなかったあれこれを、今こそやれる絶好の機会なのだ。

それは読書だってスポーツだって、家族との会話だってなんだって良い。手を広げれば世の中には面白くて純粋に楽しめるモノがたくさんあるので、この空白期間がそういったものに出会うきっかけになるんじゃないだろうか。

むしろ今は、自分の趣味だとか楽しみを追究していく方向に、思わぬチャンスが転がっている気がしてならない。
このwebろたすの主、社長のge-cさんも自分のラーメンをyoutubeに載せる新しい試みをしていて、最近すごく面白い展開に突入しているみたいだ。考え方次第でいくらでもチャンスがある、良い時代だと思う。

ちなみに僕もこの度、コラム型月刊誌「月刊イヌ時代」を創刊した。月刊イヌ時代は、面白い友人たちに自分の好きなことをコラムにしてもらい、僕が編集して本にしたものなのだ。
自分が楽しいと思うことを、思いついた時にやれるって最高だ。
ろたす本店にも置かせてもらってるので、時間がある人は読書のお供にぜひ読んでみてね〜

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