エッセイの『エ』

パンクロックを聞いた、世界が真っ二つに軋んだ。
こんにちは、ラーメンろたすアルバイトのコウシロウです。冒頭を読んでお分かりの通り最近銀杏BOYZのライブに行ってきました。カラオケバーなどで銀杏BOYZを歌ったり、年上の人(ge-cさんやともさん)たちに話すと割と珍しがられることが多いです。それもあって若い人なんて会場にいないんだろうなって思い入場すると、若者はもちろん赤ちゃんまで会場にいました。おそらく発足当初からのファンのお子さんなのでしょう。その子が曲が終わったくらいのタイミングで「峯田!(銀杏のボーカル)」と叫ぶんです。それに対して峯田が「こだな(こんな)音小さい頃から聞いてるとおかしくなっからな」と笑いながら返したのを覚えてます。カッコいいなあ。
 初期のメンバーが峯田しか残っていないことと、題目が「山形のロック好きの集まり」っていうこともあって、DOORや君僕で聞いていた荒々しさはないんだろうと予想していました。その予想はことごとく裏切られました。演奏や歌い方はもちろん、セトリも銀杏の中の特にパンクしている曲たちが入ってました。(「山形のロック好きの集まり」で検索すると出てきます)若者たちと駆け抜けて性春を聴けた僕は本当にヤバくなってました。(語彙)ライブ終わりのタイミングでろたぱの連絡をくださったge-cさんに「銀杏のライブに行ったので死んでもいいです」って言ったくらいに狂ってました。今考えたらやばいアルバイトです。すみませんでした。
 話が少し変わりますが、本来僕はろたぱで銀杏BOYZのBABYBABYの弾き語りをする予定でした。しかし、思ったよりアコギが難しく発表を断念したのでした。いや正確に言えば発表一週間前の段階で弾き語りに必要な四つのコードは完璧にしてあって、あとは語りと合わせるだけの状態でした。そこから一週間かければ最低限の弾き語りの状態までは持って行けたでしょう。しかし、本人のライブを見てしまった。それによって生半可な演奏をしてはいけないという意識と、最低限の弾き語りでもらえる最低限の拍手に満足しそうな自分に怯えていたのでした。あのライブ会場にいたお客さんは最大限、いやそれ以上の思いを体で表していた。それを見て僕は自分が演奏するのが怖くなったのです。誰も僕にそんなことを期待してないとは思いますが、演奏するからには聴く人の感情を揺さぶりたいと思いました。これだけハードルが上がると人前で演奏する機会がなくなるかもしれません。それはそれでokです。

皆さんも次の日耳がキンキンするような爆発的なライブ行ってみてください。価値観がきっと変わるので。

p.s.パンクロックとロックの違いってなんですか?

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