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グレイトフル・デッドというバンドの本。 1965年に結成されたインストルメンタルジャムバンド。 ケータイやインターネットがない時代から、熱狂的なコミュニティーを作り出すことに成功したバンド。
商業的にはあのビートルズやローリングストーンズよりも儲けてしまった。
なぜこのバンドがここまで成功したのか?
インターネットがあるからやっているようなことを50年も前から、彼らはやっていた。
コンテンツを無料で提供するということ。
観客にライブの録音を奨励していた。
そのテープをコピーしたりシェアすることを許した。
その音楽はどんどん口コミで広がった。
会報でファンにアクションを呼び掛けた。
いわゆるメールマガジンのようなことをやって、コアなファンとの関係を非常に大事にしていた。
結果、コアなファンによって一般にも拡散していった。
彼らのライブは即興演奏が中心で、同じ曲を演奏するにも毎回アレンジが違う。
グレイトフル・デッドのファンはレコードになったヒット曲を聴きにくるのではなくて、
何が起こるかわからない体験をしにきている。
コンテンツ(レコード)の販売ではなく、
体験価値(ライブ体験)の提供に勤しんだ。
結果として、レコードもたくさん売れた。
通常のミュージシャンだったら、コンテンツを販売したいがためにツアーを行うところを、グレートフル・デッドは逆の行動をとった。
この本から学ぶことは多い。
僕だったら何ができるだろうと考えて始めたのが、このWEBろたす。
いろんなコンテンツで、ろたすのファンになってもらえたらいいなぁ。
アクセス数はぜんぜんだけど、まぁ、長い目で見て、がんばっていこう。